火災警報器 安い電池に交換する
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すべての一般家庭に住宅用火災警報器の設置が義務付けられ、新築住宅は 2006年 6月 1日から、既存住宅は市町村条例により 2008年 6月 1日から 2011年 5月 31日までと法令で定められた。

電源が AC100V の警報器については電気工事士の資格が必要だが、住宅用火災警報器(電池式)の取り付けは特別な資格は必要としないため、ほとんどの方が自分で取り付け作業を行ったことだろう。

住宅用火災警報器の電源には、約10年間の寿命を持つリチウム電池が採用されている。法律が施行されてすぐに取り付けた警報器は10年が過ぎており、我が家の警報器もブザーの警音と「電池切れです。」との音声で真夜中に起こされてしまった。

このようなことからリチウム電池を交換しなければならなくなったが、我が家は8個所に取り付けてあるために、専用の電池に交換すると高額になってしまう。そこで、今回は同等のリチウム電池を購入し、リード線は専用の電池から外して半田付けをして交換することにした。

注意事項

リチウム電池のリチウムは、化学反応を起こしやすい物質のため、高いエネルギーを溜め込む性質があり、半田ごてで加熱し過ぎると、リチウムが化学反応を起こし簡単に爆発事故になってしまうため、半田付けは十分な注意が必要である。

電池に半田付けする事は電池メーカーの保証の範囲外であり、性能劣化の原因にもなることからすべて自己責任のもとで作業すること。

このようなことから、半田付けの経験のない方や初心者の方は、自分で行わないで経験のある方にお願いする、または専用のリチウム電池を購入すること。

1、交換するリチウム電池

下の写真は、今回交換したリチウム電池である。

警報器本体:Panasonic けむり当番2種 品番:SHK38455K

リード線付きのリチウム電池:Panasonic 品番:H384552520

リチウム電池のみ:CR-2/3AZ(DC3V、300mA)

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警報器本体からコネクタを抜き、リチウム電池を取り出す。

DC 配線はカラーコードの規格が定められていないため、リチウム電池を本体から取り出したら極性を確認する。

リチウム電池の保護カバーを切り取り、プラスとマイナス側のタブをペンチなどではがし、リード線を代替品のリチウム電池に使用する。

電池のサイズ:直径 17.0mm×高さ 33.5mm

タブはスポット溶接されており、ジャケット (外枠) をてこにすると簡単に外れるが、変形するためハンマーなどで軽く叩いて平らにする。

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2、代替品のリチウム電池

代替品を入手する場合は、電圧(DC3V)が同等であること、および電池ボックスに収まるようにサイズを同等程度にすることが必要だろう。

今回使用した代替品は、カメラなどに使用する中国製の電池で少し躊躇したが、近年は良くなっているとのことで、下の写真のリチウム電池をネットで購入した。

キャッチフレーズは、「長い時間保管」自己放電が少なく、環境に優しく無駄がなく、寿命が最大 10 年です。

リチウム電池:EBL(中国) CR123A(3V、1600mAh)

電池のサイズ:直径 17.0mm×高さ 34.5mm

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3、半田付けをする

上記注意事項に記したが、リチウム電池の半田付けは危険が伴うため、手際よく敏速に行わなければならない。そのためには、半田付けをする前にタブおよび電池に半田メッキ(予備半田)を施しておく必要がある。

タブへの半田メッキは軽くて動きやすいため、写真のように固定してから行うと楽にできる。

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下の写真はリチウム電池のプラスおよびマイナス側に半田メッキを施したものである

注意事項

半田ごては 40W ~ 60W を使用し、長くても 4 秒から5秒程度で手早く行う必要がある。10秒以上熱していると爆発の危険性が増してくる。コテ先は接触面が平らな BC 型やD型の熱効率の良いものを使用する。

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下の写真はリチウム電池のプラスおよびマイナス側の半田付けが終わったものである。

リード線の極性を間違えないように、半田付けは前記の注意事項を参考に手早く行う必要がある。

Panasonic けむり当番2種のリード線のカラーコード(前記1で確認)

リード線の赤色は、()プラス極性。

リード線の白色は、()マイナス極性。

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下写真の左は熱伸縮チューブ(ヒシチューブ)で、右は熱伸縮チューブで保護カバーを処理した写真である。

保護カバーはなくても問題はなさそうだが、10 年間使用するため安全性を考えれば必要だろう。なお、熱伸縮チューブは熱処理をするため、薄いものを使用する。また、使用した熱伸縮チューブは直径が 50mm で、幅は 20mm にカットしたものを使用した。

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4、火災警報器本体に納めて作動確認

火災警報器本体に納めたら、コネクタを差し込んで作動確認をする。

作動確認方法を忘れてしまった場合は、取扱説明書やネット上で確認をする。

今回交換した Panasonic けむり当番2種の場合は、警報停止ボタンまたは引きひもを1秒間引くとブザーが「ピッ、」と1回鳴り、続けて電子音で「正常です。」と鳴れば正常である。

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5、最後に

住宅用火災警報器のリチウム電池を、安価なものに半田付けして交換する方法を記してきたが、冒頭にも記したように、電池を高温に熱すると危険が伴うため、半田付けの経験のない方および経験の少ないかたは参考程度に留めてほしい。

経験の浅い時期に体験したことだが、 特にボタン型電池は半田ごてで加熱すると2・3秒で強烈に爆発してしまい危険が伴うため、間違ってもボタン型電池の半田付けは厳禁である。

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