Omni-Rig (OmniRig)のインストール
【 更新日:2019年03月10日 】

Omni-Rigは、VE3NEA(Alex Shovkoplyas)OMによって作成された[トランシーバおよびレシーバのCAT制御用COMコンポーネント]である。

COMコンポーネントを概略説明すると、ある特定の機能を持たせて部品化し、単体では作動しないソフトウェアで、アプリケーションソフトに組み込んでその機能を呼び出して利用するものである。

つまり、SDR(ソフトウェア無線)にOmni-Rigを組み込むことにより、SDRと同期されている無線機での送受信は当然のこと、SDRからの送受信もいとも簡単にできてしまう。このようなことから、バンドスコープが実現できるので、送受信の電波状況を目視しながらアマチュア無線の交信を楽しめる。近年流行しているリモート操作での交信も、無線機メーカーのソフトがなても十分楽しめるだろう。

このページでは、Omni-Rigのダウンロードおよびインストールと設定方法を、画像を用いながら分かりやすく説明していくことにする。

1、Omni-Rigのダウンロード

VE3NEA OMのホームページで、下画像の[OmniRig]インストール必要または、[ini files for OmniRig]インストール不要を任意のフォルダにダウンロードする。

Downloads URL ➡ http://www.dxatlas.com/Download.asp

  
2、ダウンロードファイルの解凍

ダウンロードした2つのファイルは、下画像のように[ZIP]で圧縮されているので解凍する。解凍すると、次の実行ファイルおよび各々 rigのINIファイルが生成される。

OmniRig.zip ➡ OmniRigSetup.exe

インストール実行ファイルが解凍される。

RigIni.zip ➡ rigのINIファイル

各々 rigのINIファイルが生成されるため、任意のフォルダを作成し、そのフォルダ内で解凍すること。

  
3、Omni-Rigのインストール

[ini files for OmniRig]を使用する場合は、次の「4、無線機INIファイルの確認」から参照すること。

解凍した[OmniRigSetup.exe]インストール実行ファイルをダブルクリックしてインストールを開始する。

セキュリティーのユーザーアカウント制御ダイアログが表示されるので、[はい]をクリックする。

Omni-Rig Setup Wizardのダイアログが表示されるので、[Next>]をクリックする。

インストール中のダイアログが表示され、インストールが始まる。なお、画面上には完了のダイアログは表示されないので、インストール中のダイアログが消えたら完了である。

  
4、無線機INIファイルの確認

INIファイルは「イニファイル」と読み、INIは[initialize]の略で意味は初期化である。INIファイルは、[アプリケーションの起動と同時に読み込まれ、INIファイルの設定を指定する]ものであり、アプリケーションの設定が保存されたファイルのことである。INIファイルの内容はプレーンテキストで記されており、コンポーネント内の記述方法の知識があれば、エディッタ等でだれでも作成および編集ができる。

インストールした[Rigs]フォルダ内に、使用する無線機のINIファイルが生成されているか確認する。

デフォルトでは、[ C:/Program Files (x86)/Afreet/OmniRig/Rigs/*.ini ]

使用する無線機のINIファイルがない場合は、ダウンロードして解凍した[Rigs]のフォルダ内から、使用する無線機のINIファイルを、インストール先の[Rigs]フォルダ内にコピペ、またはフォルダ毎そっくり入替える。

[ini files for OmniRig]を使用する場合は、解凍したフォルダ内から、使用する無線機のINIファイルを、インストール先の[Rigs]フォルダ内にコピペ、またはフォルダ毎そっくり入替える。

※ 参考
INIファイルの最終作成日は、2019年01月22日作成されたとみられるが、[142個]のINIファイルが存在する。
これらのファイルは必要に応じて作成される可能性があるので、新しいrigのINIファイルがない場合は作成されるまで待つしかないだろう。

ちなみに、KENWOODのTS-950Sの場合は無線機名のINIファイルはないが、[Kenwood.ini]のソースを確認すると、TS-570のコマンドになっている。しかし、TS-950Sに使用しても問題なく作動するので、同メーカーの無線機であれば試してみるのも価値があるかもしれない。

 
5、HDSDRに組込まれたOmni-Rigの設定

Omni-Rigのインストールが完了したら、パソコンを再起動させてからHDSDRを起動する。HDSDRが起動すると自動的にOmni-Rigが組み込まれる。

ここでは、HDSDRに組み込まれたOmni-Rigの共通のみの部分の設定方法を説明する。

(1) Omni-Rig をセットアップする。

[Options[F7]]をクリックまたは[ファンクション7キー]を押す。
[CAT to Radio(Omni-Rig)]をクリックする。
[Omni-Rig Setup]をクリックする。

[Omni-Rig Settings]のダイアログが表示されるので、上部のタブメニュー[RIG 1]または[RIG 2]をクリックする。(2台まで設定)

次に、[Rig type]の右側にあるプルダウンメニューをクリックすると、インストールしたRigsフォルダ内にあるINIファイルの無線機名が表示されるので、使用する無線機名をクリックし、最下の[OK]ボタンをクリックして決定する。

(2) SDRをIF出力で制御する無線機や装置をセットアップする。

[Options[F7]をクリックまたは[ファンクション7キー]を押す。
[RF Front-End Configuration]をクリックする。

[SDR on IF output,which is controlled]のラジオボタンにチェックを入れる。
次に、チェック入れた右側のプルダウンメニューから、上記(1) でセットアップした[RIG1]または[RIG2]と同様のRigを、[by Omni-Rig1]または[by Omni-Rig2]から選択し、最下の[Apply]ボタンをクリックして適用する。

※ 補足

・上記(1)でRIG1に設定した内容は、by Omni-Rig1に反映される。
・上記(1)でRIG2に設定した内容は、by Omni-Rig2に反映される。

ここでは、Omni-Rigの共通設定のみとし、その他の設定については、使用無線機や装置によって異なるため、このウェブサイトの下記を参考にしながら設定すると成功するだろう。

HDSDR ソフトウェアラジオの導入
HDSDR Ver:2.76a Options の設定項目
HDSDR Ver:2.70 設定項目の内容


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