Omni-Rig のダウンロードおよびセットアップ方法
【 更新日:2019年07月12日 】

Omni-Rig は、Alex Shovkoplyas (VE3NEA) OM によって作成されたトランシーバおよびレシーバの 通信設定用 COM コンポーネントである。

コンポーネントを概略説明すると、ある特定の機能を持たせて部品化し、単体では作動しないソフトウェアで、アプリケーションソフトに組み込んでその機能を呼び出して利用するものである。

つまり、SDR (ソフトウェア無線) に Omni-Rig をセットアップすることで、SDR と同期されている無線機での送受信は当然のこと、SDR からの送受信操作もいとも簡単にできてしまう。このようなことから、バンドスコープが実現できるため、送受信の電波状況を目視しながらアマチュア無線の交信を楽しめる。近年流行しているリモート操作での交信も、無線機メーカーのソフトを使用しなくても十分楽しめるだろう。

このページでは、Omni-Rig のダウンロードおよびセットアップ方法を、Windows 10 の画像を用いながら説明していくことにする。

1、Omni-Rig のダウンロード

Alex Shovkoplyas (VE3NEA) のホームページで、下画像の [OmniRig] および [INI files for OmniRig] の二つのファイルを任意のフォルダーにダウンロードする。

Downloads URL ➡ http://www.dxatlas.com/Download.asp

  
2、ダウンロードしたファイルの解凍

ダウンロードした二つのファイルは、ZIP で圧縮されているため解凍すると、下記のファイルが生成される。

[OmniRig] は、セットアップの実行ファイルが生成される。

[ OmniRig.zip ] 解凍➡ [ OmniRigSetup.exe ]

[INI files for OmniRig] は、解凍するとフォルダーは作成されず、各々無線機の INI ファイルが解凍時のカレントに生成されるため、任意のフォルダーを作成し、そのフォルダー内で解凍する必要がある。ここで作成したフォルダー名は [Rigs] とした。

[ RigIni.zip ] 解凍➡ [ Rig の INI ファイル ]

下画像は、上部がダウンロードした圧縮ファイル、下部が解凍したファイルである。

  
3、Omni-Rig のセットアップ

ダウンロードして解凍した [OmniRigSetup.exe] のセットアップ方法を記す。

解凍した [OmniRigSetup.exe] セットアップ ファイルをダブルクリックして実行する。

ユーザーアカウント制御ダイアログが表示されたら、[はい]をクリックする。

Omni-Rig Setup Wizard のダイアログの表示は、[Next>] をクリックする。

実行中のダイアログが表示され、セットアップが始まる。なお、セットアップ完了のダイアログやショートカットは画面上に表示されないため、実行中のダイアログが消えたら完了である。

  
4、無線機 INI ファイルの確認

INI ファイルは「イニファイル」と読み、INI は [initialize] の略で意味は初期化である。INI ファイルは、[アプリケーションの起動と同時に読み込まれ、INI ファイルの設定を指定する]ものであり、アプリケーションの設定が保存されたファイルのことである。INI ファイルの内容は単純なプレーンテキストで記されており、コンポーネント内の記述方法の知識があれば、エディッタ等でだれでも作成および編集ができる。

セットアップしたフォルダー内に、使用する無線機の INI ファイルが生成されていることを確認する必要がある。

デフォルトのルートは、[ C:/Program Files (x86)/Afreet/OmniRig/Rigs/*.ini ]

使用する無線機の INI ファイルがない場合は、前記でダウンロードした RigIni.zip を解凍したフォルダー内を確認し、使用する無線機の INI ファイルがある場合は、セットアップ先の [Rigs] フォルダー内にコピー & ペーストする。

参考
RigIni ファイルの最終作成日は 2019年01月22日以前とみられるが、[142個]の INI ファイルが存在する。
これらのファイルは必要に応じて作成される可能性があるため、新しい Rig の INI ファイルがない場合は自作する。または、作成されるまで待つしかないだろう。

ちなみに、KENWOOD TS-950S の場合は無線機名の INI ファイルはないが、[Kenwood.ini] のソースを確認すると、TS-570 のコマンドになっている。しかし、TS-950S に使用しても問題なく作動するため、同メーカーの無線機名の INI ファイルで試してみるのも価値があるかもしれない。

5、Omni-Rig の設定

それでは、セットアップが完了したところで、接続する無線機の通信ポート情報を Omni-Rig に設定し、ここでは SDR ソフトと同期がとれるようにする。

初めに、使用する PC の [通信ポート] を確認する。

ここでいう通信ポートとは、PC と無線機を RS-232C ケーブルで接続し、情報を送受信するシリアル通信物理インターフェースであり、シリアルポートまたは、COM ポートともいう。

デバイスマネージャを立ち上げて、[ポート(COMとLPT)] ツリーをクリックし、使用する通信ポート番号を確認する。ここでは一つしかないため [COM1] を使用する。

Omni-Rig のセットアップ先のフォルダー内に [OmniRig.exe] が生成されているため、ダブルクリックして実行し、[Omni-Rig Settings] のダイアログを立ち上げる。

Omni-Rig Settings ダイアログでは2台の無線機が設定できるため、ここでは [Rig 1] を設定する。

[Rig type] は、接続する無線機の名称をプルダウンメニュー内から選択する。

[Port] は、前記で確認した使用するポート番号を選択する。

他の項目は、使用する無線機の説明書を確認して設定し、不明な項目はデフォルト状態にしておく。なお、下の画像は ICOM IC-706 を設定したものである。

設定が終わったら [OK] をクリックし、設定を完了する。

HDSDR ソフトに [Omni-Rig] をセットアップするには、

こちら ➡ HDSDR に Omni-Rig をセットアップする方法 を参照すること。

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