Lenovo G50 HDDをSSDに換装

近年、レノボ(Lenovo Corporation)は、出荷台数で世界最大のPCベンダーとなり、国内シェアも上位である。シェア力の高い要因は、低価格でありながら品質が良いことで、大勢の人が評価しているということであろう。
しかし、評価されながらいまだに内蔵ストレージの標準装備は、低価格の要因にもなっており、HDDドライブを装着している機種が多い。従って仲間から、「動きが遅いよ!」と言う声が多く聞かれる。

そこで今回は、Lenovo G50 のハードディスクドライブ(以下HDD)をSSDに換装する方法を、画像を交えながら初体験の方でも理解できるように記していくことにする。せっかちな方は、項目3、裏カバーの外し方から進むといいだろう。

1、HDDとSSDの速さを測定結果で比較

下の画像は、ディスクの速度を測定するベンチマークソフト[CrystalDiskMark 5]を使用し、同PC内に接続されたHDDおよびSSDのアクセスの速さを測定した結果である。

この測定結果を一言で言うと数字の大きい方が速いということになる。

横列のReadは読込速度Writeは書き込み速度を表す。

※ 1秒間に何MB読み込みまたは書き込みができたかをMB/sで表示する。

縦列のSeqはシーケンシャルアクセス速度4Kはランダムアクセス速度を表す。

この測定結果の数字から、HDDよりもSSDの方が数倍、またはそれ以上早いことが読み取れる。
PCのスペックにもよるが、OSの起動に2分以上かかっていたものが数十秒で立ち上がるようになり、プログラムの処理速度が格段に向上し、ネットサーフィンもサクサクと動くようになる。

※ 左側がHDDの測定結果、右側がSSDの測定結果である。

2、SSD換装の準備

新しいSSDの場合はフォーマットを実施する。また、PCの内容をそっくりそのまま使用したいのであれば、下画像のような簡単な装置でクローンソフトを使用し、OS毎そっくりコピーできる。知名度の高いソフトでは、[EaseUS Todo Backup][AOMEI Backupper]などが挙げられる。これらは近年、大きい容量のストレージから小さい容量のストレージへのクローンを可能とした優れものである。しかし、クローン先のストレージの使用領域および空き領域の容量は必要不可欠である。

下の画像は、SATA-USB 変換アダプタ 2.5インチ HDD/SSD 変換ケーブルで、今回使用したものである。

外部電源不要でUSBソケットへ差し込むだけで簡単に使用でき、ネット上で安価で購入できる。

3、Lenovo G50の裏カバーの外し方

裏カバーの外し方は要領が分かれば難しい作業ではない。しかし、筆者の知り合いで、要領の分からないままねじは取ったが、カバーが外れないのでドライバーを使用し、強引に外そうとして新しいPCのカバーを割ってしまった者がいる。このようなことから、手順および要領を把握してから作業を進めるのが賢明である。

最初に電源ケーブル等を抜きPC本体を裏返しにするが、上部カバーを傷つけたくなければ固い机の上にじかに置かず、プチプチや柔らかいバスタオル、手っ取り早いのは座布団などのクッション物を敷いてから裏返して作業に入る

バッテリー安全ロックを外す。
バッテリーパックの安全ロック2カ所を外側(下画像の矢印方向)にスライドさせる。

バッテリーパックを外す。
後方へ引き出すタイプも多いが、このタイプは下画像のように、バッテリーパックの安全ロック側を上に引き上げると外れる。もしも、PC本体とカバーとのすき間が狭くて外れない場合は、プラスチック製の細ベラを使用する。ない場合は爪楊枝2本を2カ所同時に使用する。間違っても金具のドライバーで抉ることは禁物である。

裏カバーのねじを取る。
ねじの外し方は、プラスドライバーを使用するが、ねじ頭部の溝形状にしっかり合うドライバーを探す。溝を壊してしまうとねじが回せなくなり、カバーが外せなくなる。また、取るときの回す方向は反時計方向で左へ回すが、ドライバーが外れないように押す力を加えてから回し始めるようにする。
ここでは、3本のねじを取る。

裏カバーを外す。
裏カバーの外し方は、手のひら全体をカバーに当て、軽く押し付けて前方方向にスライドさせる。固くて手が滑る場合は、ゴム手袋または網目になったノンスリップマットなどを利用するとわりと簡単に外れる。

4、HDDの外し方

HDDはステーに取り付けてPC本体にねじで固定されている。そのねじを取るが、取ったねじを誤ってPC内に落とし、落としたねじがPCの奥の方に行ってしまうと、パーツ同士が電気的に接触してしまい、作動不能または使用不能になる場合があるので細心の注意が必要である。

HDDの設置場所。
HDDは、下画像の赤枠内の場所に有り、取り付けステーでPC本体に固定されている。

※ 参考 黄色枠はメモリが設置されている場所。

ねじを取る。
取るねじは4カ所で、下画像の赤丸の位置である。抜いたねじがうまく取れそうでない場合は、マグネットを利用すると、ねじを吸着してくれるので便利である。

HDDを外す。
HDDは信号および電源ソケットに差し込まれているので、ソケットから抜いて外すことになる。

下画像を参考にしながら、矢印方向(外側)へスライドしてソケットから抜けたことを確認してから持ち上げる。

5、ステーの付け替え

PC本体に固定されていたHDDのステーを、SSDに取り付ける作業をする。

ステーを外す。
ステーを外す前に、取り付けられている状態をメモに残すまたは写真に収めて置き、4本のねじを取ってステーを外す。

SSDにステーを取り付ける。
ステーおよびSSDの向きを間違えないように、残したメモまたは納めた写真を確認しながらSSDに取り付ける。

※ 下画像では、右側面がソケットに差し込むコネクタが付いている側である。

6、換装完了

ステーを取り付けたSSDをPC本体に取る付ける方法は、SSDのコネクタをPC本体のソケットにしっかり差し込んでからねじ止めをする。ねじ止めが終わったら裏カバーを、外した逆の方法で取り付ける。

※ 参考 ねじ止めの基本
同パーツに複数カ所をねじ止めする場合は、1本目から固くなるまでねじ込まないで、全てのねじを1/2程度ねじ込んで置き、問題なく入ることを確認してから、全てのねじを最後までねじ込むようにする。この方法で行うと、取り付け穴やねじのかじりがなくなるので、再びねじを取るときに問題なく取れる。

かじりとは、取り付け穴側およびねじ側のねじ山が崩れてお互いが密着し、ねじが回らなくなる状態をいう。

下画像は、ねじ止めが終了した画像である。

下画像は換装作業が終了し、Windows 10を立ち上げた画像である。

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