コントローラーベルトの交換

アマチュア無線を開局した当初は、1カ月に120局程度の交信をしていたが、仕事に責任を持たされるようになると、無線ゴッコどころではなくなり、仕事に打ち込んでしまった。たまには無線機に火を入れないと劣化してしまうので、公休日に時間がある時はラジオ代わりにワッチはしていたが、アンテナを回すことは考えもしなかった。仕事をリタイヤして時間に余裕が出てきたころ、おもむろにアンテナを回転させるコントローラーにスイッチを入れる。アンテナの方向を示す白い針が動くわけだが、「アレッ!、針が動かない??・・」ベランダに出てアンテナを見上げると、アンテナは回っている。「おかしい!」と思ってスイッチを切り、コントローラーの蓋を開けてみると、回転ベルトが劣化してボロボロになり、3つに分かれている。「これでは、奇跡が起きても針が動く訳がない!」と、いうことで、コントローラーの回転ベルトを交換した。

1. 該当コントローラー

ベルトを交換した、江本アンテナのローテーターコントローラー「MSA型」である。使用開始は1989年、交換したのは2011年、23年も頑張ってくれた。

2. コントローラーの内部

コントローラー後部のビスを取り、さらに後部からフロントパネルのビスを取ると、下画像のようにパネルが前方へ外れる。

下は、コントローラー内部のベルトの掛かっていたプーリーを拡大した画像。モーターに小さなプーリーが付いており、その奥に中間役の大きなギア付きプーリー(赤い矢印)が見える。その中間役プーリーとモーターのプーリー間にベルトが掛かっていたが、そのベルトが劣化して切れていた。

下は、中間役の大きな方のプーリーを外したコントローラー内部の画像である。

3. ベルトの交換

さて、ベルトだが、メーカーの「江本アンテナ」をネット上で探したが見当たらないので、探すのを断念してOリング(オーリング)を使用することにした。

Oリングは、断面がO形(円形)の環状パッキンで、溝部に装着して適度に圧縮し、油、水、空気、ガスなど、多種多様な流体が漏れるのを防ぎ、さまざまな用途に応じた合成ゴムを駆使し、長期間の使用や過酷な条件下での使用に耐えるように作られているので、耐久性は良いはずである。

問題は大きさだが、お互いのプーリーとプーリー間を測ると大きさはおおむね判断できるが、Oリングは安価で入手できるので、周辺の大きさのものをいくつかネットで注文した。下は、ちょうど良い大きさのものが見つかり、外したプーリーに掛けた画像である。

下は、ベルトを掛け終わった画像。

※ ベルトを掛けた時点で大切なことは、プーリー間のベルトを指で軽く押してみて、ベルトに多少のたわみが有る大きさのベルトを選択しなければならない。たわみが有るとスムーズに回転してくれる。

※ ベルトを強く張り過ぎると、モーターは回転が悪くなり、負担が掛かり故障の原因となる。

4. 指針の調整

ベルトの取付が終わったら、前面パネルを元に戻して、ビス止めする。最後は、前面パネルの指針カバーを外し、針の方向を調整して完了である。

5. 使用したOリング

下の納品書でも確認できるが、取付けたOリングは、2011年11月のものである。「NOK/S34 OリングS型固定用(NBR)」、単価50円(税別)となっている。

下の画像は、2015年05月現在の同等品であるが、単価が65円(税別)と上がっている。どこでも入手可能と思うが、ネットで注文した取扱店は、「MonotaRO」である。

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