B75M BIOSアップデート

コンピューターに使用されているプログラムを大きく分類すると、次の3つになる。

① BIOS(バイオス)「Basic Input/Output System」

通常はマザーボードに組み込まれており、ハードウエアとの入出力を行う最も基本的なプログラムである。主に使用されるものはAward BIOSとAMI BIOSの2種類があり、各メーカーでカスタマイズされているものが多い。

② OS(オーエス)「Operating System」

基本的には機器の管理や機器制御のための機能、ソフトウエアを使用するための機能を持たせてシステム全体を管理する。代表的なものには、Windows、Mac、UNIX等が挙げられる。

③ App(アプリ)「Application software」

通称(アプリ)と呼ぶ、コンピューター上で実施する機能を直接有するプログラムである。ワードプロセッサやデータベース管理 ソフト、表計算ソフト、ゲームソフト等々数多く存在する。また、プログラム言語に精通していれば開発も容易に行える。

ここでは、ASRock社のマザーボード「B75M」のBIOSのアップデートを実施する。

● BIOSアップデートの必要性と危険性

特に自作コンピューターの場合は、CPUや必要なパーツを自分で取り付けるが、このCPUやパーツは内部設計や機能の追加が常に行われている。各メーカーは、これらの追加機能を正しく作動させるために、BIOSに機能追加を行いネット上に公開している。CPUを正常に作動させる、またマザーボードと機能追加されたパーツに互換性を持たせるためには、BIOSのアップデートは必須である。近年、アップデートツールも出てきて安全性も高まってきたが、BIOSのアップデートは、メモリチップに書込みをするので、まれに失敗することがある。BIOSの内容が破損したり、メモリチップ自体が故障してしまうと、コンピューターとして全く機能しなくなる。

BIOSのアップデートはリスクが伴うことを良く理解した上で行い、また、必要のないアップデートは避けるべきである。

1. BIOSのダウンロード

ASRock(アスロック)社の日本語サイトここから、新しい「B75M」のBIOSをダウンロードする。

ダウンロードしたファイルは、「B75M(1.80)ROM.zip」圧縮ファイルを解凍すると、「B75M1.80」このようになる。

今回は、BIOSのセットアップ画面から、インスタントフラッシュ(Instant Flash)を使用してBIOSをアップデートする。インターネットフラッシュ(Internet Flash)でのアップデートを試みたがエラーが多くて成功しない。インスタントフラッシュで行えば、BIOSプログラムが手元に残るので、失敗してもリトライできる。

2. アップデートの準備

● 手順

① ダウンロードしたBIOS圧縮ファイルを解凍する。

② USBメモリを「FAT32」形式でフォーマットする。

③ 解凍したBIOSファイル「B75M1.80」をフォーマットしたUSBメモリのカレントに保存する。

3. アップデート開始

● 手順

① コンピューターのUSBポートに、BIOSを保存したUSBメモリを差し込む。

② コンピューターを再起動させ、BIOSメニューが出たら空かさず「Delete」、または「F2」キーを長押しして、「BIOSセットアップメニュー」が出るまで押し続ける。

③ BIOSセットアップメニューの、詳細設定メニュー「Advanced」を選択して、メニュー内のインスタントフラッシュ「Instant flash」を選択して実行する。

※ 注 マウスが使用できる場合は問題ないが、使用できないときは、矢印キーで選択して、Enterキーで実行する。(以下全画面同様)


● インスタントフラッシュ「Instant flash」部分の拡大画像。

● インスタントフラッシュ「Instant flash」を実行すると、コンピューター内の全てを検索してBIOSプログラムを探し表示する。

USBメモリのカレントへ保存した場合は、次の画像と同じ表示になる。保存したプログラムが表示されら、表示された文字の部分(赤枠内)を選択して実行する。

● 実行すると、「UEFIの更新中は、電源オフをしないでください。」の表示が何回か出るのでこのままで待つこと。

● 終了すると、「プログラム成功、エンターキーを押してシステムを再起動してください。」の表示が出るので、そのままEnterキーで実行すると、コンピューターは再起動する。

4. バージョンの確認

バージョンの確認をするために、前記(3の②)と同じ操作でBIOSセットアップメニューを表示させて、メイン「Main」を選択する。

● 選択すると、次の画面になるので、BIOSバージョン「UEFI Version」を確認して、アップデートされていることを確認する。

5. OSの起動

BIOSセットアップメニューを終了してOSを起動するため、終了「Exit」を選択する。

● 選択すると、次の画面になるので、変更しないで終了「Discard Changes Exit」を選択する。

● 次の画面になったら、「Yes」を選択して実行すると、BIOSを抜け出して、OSのブートローダーに役割が任せられる。

● ブートローダーが読み込まれ、OSが起動すれば大成功である。

BIOSのアップデートは、間違いのないように細心の注意を払い、最後まで慎重に行うことが要求される。

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